最近はインテリアだけでなくエクステリアにもこだわるご家庭が多く、室外機の無機質なデザインと形が嫌で、市販のカバーや手作りの柵などで目隠しをしているお宅をよく見かけます。
また雨風によるさびや汚れを防ぐためにカバーをつけているというお宅も。室外機にとってカバーというのは必要なのでしょうか。
室外機は思っていたより頑丈に作られている
本来室外機というのは屋外に設置するもので、雨風に十分耐えうる仕様になっています。
特に最近の機種はステンレス製の室外機がほとんどなのでさびには大変強くなっており、雨風をよけるためだけにカバーを設置するというのであれば、あまり必要でないかもしれません。
特に布製のカバーをお使いのご家庭で注意が必要なのは、カバーをしたままエアコンを運転してしまうこと。
熱を放出するための室外機を運転中にカバーで覆ったままにしてしまうことで、熱の逃げ場がなくなり故障の原因になります。
室外機は部屋の中の熱を室外に出す役割を担っているので、夏場など室外機の周辺が高温になってしまうと放熱する効率が悪くなり多くの電力を消費することになります。
また柵などで囲っている場合も排気がうまくできず、一度放出した熱をまた吸い込むなどして効率が悪くなります。
それでもカバーを付けたいという方に
見た目のデザインだけで判断するのであれば、カバーはつけない方が良いですが夏場の日差しをよけるための日よけであれば、電力消費・電気料金の節約につながりますので積極的に設置してみると良いでしょう。ただし室外機の前方には何も置かない・囲わないことが重要です。