自分でできるエアコン掃除
今や、一家に1台以上があたりまえのエアコン。
きちんと掃除はできているでしょうか?いざ使おうと思ったら、異臭がする、効きが悪い、なんてことにならないよう、定期的に掃除をしましょう。
誰でも簡単にできる掃除は、フィルターを外して洗う、本体の外側についたホコリを拭くなどです。
フィルターは2週間に一度のお手入れが目安。
水で流して洗うのが一番確実です、きちんと乾かしてからエアコンにセットしましょう。脱臭フィルターなど、水洗いできないフィルターもありますので、その場合は掃除機でホコリを吸い取りましょう。フィルターをマメに掃除することで、エアコンの効率もよくなり、電気代の差額はワンシーズンで1000円以上もお得になるそうですよ。
室外機も忘れずに
見落としがちなのは、室外機の掃除です。
室外機の周辺に物を置いたり、ゴミが詰まっていると熱が放出できず効きが悪くなってしまいます。
エアコンを使い始める前に、室外機周辺もチェックしましょう。
「背面に枯葉やペットの毛などがビッシリ詰まっていた」なんてこともあります。その場合は、部品を傷つけないように気をつけながら、掃除機などで汚れを吸い取りましょう。
内部洗浄はどうするの?
エアコンから異臭がする、エアコンをつけると、くしゃみが止まらない、というような症状が出るときはエアコン内部にカビが発生し、臭いや、アレルギー物質を撒き散らしてしまっている可能性があります。こうなってしまっては「内部洗浄」が必要です。
エアコンの内部を完全に掃除するには、分解洗浄が一番です。
エアコン洗浄スプレーなども市販されていますが、残念ながらこれらで解消できるのは表面的な汚れや、ある程度の消臭効果までと言われています。
エアコンの汚れは内部まで複雑に発生しているため、完全に掃除したいならプロに依頼するのが安心でしょう。
通常プロに依頼する場合、料金は1台1万円前後が相場です。
家中のエアコンを内部洗浄するとなると、なかなかの出費ですね。しかしこれにもお得な時期というものがあるのです。
エアコン洗浄は、皆がエアコンを使う6〜10月が繁忙期。そしてエアコン洗浄業者はハウスクリーニングも行っている場合が多いので、12月の大掃除の時期や、3月の引越しシーズンは大忙しです。したがって、これらの繁忙期を避けた期間が狙い目です。
4、5月や1、2月の閑散期には、早割、遅割と称して、通常の50%程度で洗浄してくれる業者もあります。
そろそろ洗浄しようかな?という年になったら、早めに、業者を探してみましょう。閑散期は値段交渉もしやすいため、家中のエアコンをお得にキレイにできますよ。
内部洗浄の頻度は?
内部洗浄の目安は、1〜数年に1回と言われています。
業者は年1回を勧めてくることが多いですが、エアコンの使用頻度や環境によって汚れ方は様々です。
目安としては吹き出し口から内部をライトで照らしながら覗いてみて、内部に黒い点々がみえたら、カビが生えている証拠です。
このような状態になっていたら、内部洗浄を依頼しましょう。
悪臭がする、アレルギー反応が出るなんて状態になる前に、キレイにしておきましょう。
エアコン内部にカビを発生させないためのコツ
内部洗浄もしてキレイになったエアコン、できるだけ長くキレイなまま使いたいものですね。
エアコン内部にカビが発生するのは、冷房するために冷やされた熱交換器に、空気中の水分が結露し、その水滴が残ったままになるからです。それを防ぐために最新のエアコンには、電源を切ったあと数分間送風して、内部を完全に乾かしてから電源が切れる機能がついたものがあります。
自動で内部乾燥するしくみがない機種の場合は、エアコンを切る時に送風運転に切り替え、1〜2時間後に切れるようにタイマーをセットしておくと、消し忘れも防げ、カビの発生も抑えることができます。
送風にかかる電気代は、1時間で1円程度ですから、業者に内部洗浄を依頼する費用を考えれば、グンと割安になりますね。
使い方を工夫しながら定期的に掃除、メンテナンスをして長く快適に使いましょう。